宮本から君へ(1)
文具メーカー・マルキタの新米営業マン、宮本浩。
恋も仕事も不器用で、ちっぽけな自分にいらだちながら、それでも一所懸命前に進もうと悪あがきの毎日。
通勤途中に恋に落ちたあの子の名前は甲田美沙子。
なにもできずに終わる朝に終止符を打とうと、ついに彼女の前に進み出た宮本は……!?憧れの甲田美沙子とついに結ばれた宮本は、毎朝彼女と喫茶店で過ごす時間が一番の幸せだった。
それなのに、ある日を境に朝のホームから彼女の姿が消えた。
きっかけは前の彼氏も参加すると言っていた大学時代の集まりだ。
もし俺が「行くな」と言えば彼女は行かずにいてくれたのだろうか……?会社を辞めて独立する先輩・神保の最後の仕事、それは宮本の初の大仕事ともなった。
神保のライバル・益戸の卑怯なやり口に、宮本の意地が燃える。
一度は敗れた競合に、もう一度参加するために走り回る、宮本の暑苦しいまでの熱意が、周りの大人を動かし始める!翌日に迫ったサンプル提出。
宮本は無理を承知で、深夜動いてくれる印刷所を探し回る。
神保のツテでようやくあてにできそうな印刷所を見つけたが、印刷工はなかなか首を縦に振らない。
後が無い宮本は、がむしゃらになって頭を下げ続けるが……!?サラリーマン生活2度目の夏を迎えた宮本浩。
相変わらず不器用で、悪あがきの日々が続いている。
そんな宮本の目の前にちらつく2人の女。
化粧品メーカーのOL・綾部栞(しおり)と、先輩の神保の友人で年上の中野靖子。
どっちもいいけど、どっちともうまくいかない。
身悶えするような夏が始まろうとしていた!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60013143