鉄拳チンミ(20)
長江に出没する3人の海賊、ゲンバ、ゲンヨウ、ゲンケイ。
彼らは船の上での戦いを得意とする波?拳(はしょうけん)の使い手だった!! 船の揺れを利用し、なんとかゲンケイを倒したチンミだったが、ゲンバとゲンヨウによる奥義“閃竜(せんりゅう)”によって大ダメージを負ってしまう! しかしチンミはこの奥義に、ほかの技とは異なる点を見つけていた!! はたして対抗策はあるのか!?旅の途中、海林寺の住職の勧めでトウロの町にいるコウランという人物を訪ねることにしたチンミ。
チンミは、さっそくトウロでコウランと呼ばれる若い女性が鉄輪ふたつを巧みに扱い、暴漢を退治する場面に遭遇した! タダ者ではない身のこなしの彼女の正体とは!?トウロの町をあとにしたチンミに大林寺からの危急の手紙が届いた。
その報せとは、大僧正が突然の病に倒れたというものだった!! 一方、重苦しい雰囲気が続く大林寺に、6年前に破門されたオウドウが現れて……!? 大林寺へとひた走るチンミを待ち受けているものは!?大林寺拳法奥義“雷神(らいじん)”を使い、オウドウの虎を倒したチンミ。
その凄絶さは大林寺中に広まり、みんなの期待が高まる……。
活人拳であるはずの大林寺拳法の奥義が、相手を確実に死に至らしめる殺人拳だったことに動揺し、苦悩するチンミだったが、そのとき大林寺の境内から火の手があがっているのを発見して……!!師範となったチンミは弟子たちと修行に励む日々が続いた。
そんなある日、動物の調査団と名乗る人たちから護衛役を依頼された。
別の班が調査中に何者かに襲われたという。
だが、なんとその犯人はチンミの弟子・ココウだった……!! 何も言わずにチンミの前から逃げ出し、修行にも姿を現さなくなったココウを心配し老師に相談したチンミは、調査団についてのある気になることを聞く……!!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60020904